その3:
『ニューヨークで浮気。激しく浮気。』
一瞬ロンドンに来たのかと錯覚するウエストヴィレッジ
あたしが昔働いていた美しいBarrow Street
ロンドンと似てるけど違う Vibeが違う
ロンドンに移り住んで5ヶ月、本当に充実した毎日が続いている。
イギリス人は慎ましやかだし、食べ物も美味しい。
クラシックのコンサート会場では水を打ったように静かで、演目も出演者も世界一素晴らしいし、 美術館の内容のクオリティの高さも他に類を見ないほど。
素敵な公園は近くにあるし、うちの前で働くロシア人のコンストラクションワーカーは
しゃぶりつきたくなるほどカッコいい。
つい昨日は国民健康保険の番号ももらった(NHS)!
本当にどこから見ても(今んとこ)非の打ち所のない国だわ、グレートブリテンっ!
我が英国の永遠にあらんことをっ!
・・・・
でもね、やっぱりね、どう転んでもね、
ニューヨークのもつ魅力にはかなわないのぉぉぉぉっ!(大絶叫)
ママーっ!許してーっ!
ニューヨークの街ったらね、汚いんだよー。
人はものすごくルードだし、態度メガXLだし、 せちがらい雰囲気醸し出してるし。
あたしなんてこの2週間の滞在で何回かウェイトレスからものすごい嫌な態度取られたし・・・。
「149丁目に行って頂戴。」ってタクシーの運ちゃんに言ったら「のーファッキンうぇーっ!」って言われるし。ドたまに来るわよっ!
人々はいつでも他人に対して「戦闘態勢」にある感じで戦々恐々とすらしてるしさー。
あ゛ー、マジでやんなるわーっ。
と、
どんだけマイナーなこと書いてみたとしても、ニューヨークをとことん愛してる自分が歯がゆい。
13年余り住んでいたのでもう故郷の気分すらするのよ。
ここだけの話、ニューヨークにいると自分の故郷ににいるときよりも「ぐぐーっ!」と胸に迫ってくるものがあるわ。
あの街の持ってる不可解、かつファビュラスな『その』魅力って一体何なん?
皆さん、そのコアの部分を知っていたら是非あたしに噛み砕いて説明キボンヌ。
女癖の悪い旦那(ニュ山ヨク夫)と離婚したあと、よくできた旦那(ロン田ドン夫)と結婚して毎日とても幸せなんだけどなんとなくどこか物足りない妻(←なげっ)の気持ちがちょっと判ったりして。
ロンドンに帰って来てからNYと「疑似浮気」した気分でプチギルティーすら感じてる私。うちの前で作業してるセルゲイ(仮名)と目を合わせられん。
2週間ぶりのロンドン。
帰って来てどこか「ほっ」としてる自分がいることも否めない。
やはりこの街の持っている「気」はかなり落ち着いていると思う。
この「落ち着き」は激しく退屈になりがちではあるけどなかなかの魅力にもなりうるはずだっ!
あたしも40歳、気を落ち着かせて長く生きるか、昂揚した雰囲気の街で刹那に生きるか、とても考えどころではあるような、ないような・・・。
生々流転。
ちょっくらちょっとジョージ・マイケルにでもご意見伺いに行きたい気分だわ。