2008年6月8日日曜日

蓄音機


この音を聞いてしまったらiPodにもどれないよ


その三崎町の骨董屋で蓄音機を買ってしまった。
以前三崎に来たときに一目惚れしてしまったのだが、おさーんの「これはこのお店にあるほうが似合うからやめなさい。」の一言で断腸の思いで買わずに帰ったのよ。
以外と素直な部分も残っていたわたし。
それからほぼ一ヶ月、その蓄音機の音がわすれられず・・・ついに。

最初値段を見て「15000円」って書いてあったのでビックリした。
ちゃんと動く(もちろんレコードは聞ける)のに15000円なんて・・・。
安すぎねーか? ヤフーとかのオークションでは結構高値で売り買いされているはずだ。
ン十万とか。
で、お店のご主人に「これ、ほんまに15000円ですか?」って聞いたら、なんと彼あたしが値切っていると思ったらしく「すみません、どんなに勉強させていただいても10000円にしかできません。で、でもうちにあるレコード6枚お付けしますよぉ。」と想像を絶する答えが返ってきたわ。
もってけどろぼーやん。蓄音機まとめて10個くれって感じやん。商売気なさすぎやん。

ほんと、ラッキーな一日。
運命的にうちに来ることになっていたんだわ、この蓄音機。

家に帰ってさっそくゼンマイを巻いて聞いてみる。
このジェスチャーからしてレトロよねぇ。
気分はジェームズ・スチュアートよ。
70歳以下の方でこの蓄音機を動かしてみたことある人って少ないんではないかしら?

あぁ、その音の豊かなことこの上なし。

この感動度をどうやって伝えてよいものやら。
とにかく暖かい。雑音はあるけれど究極の生を感じる。
できることならMP3でこの場にアップしたいんだけど、瞬間超アナログがデジタルに変わってしまうのでやっぱやめる。
みなさんうちに聞きにいらして。
鉄製の太い針
確かに見ていると痛々しい

ちなみに神保町の「富士レコード」さんで蓄音機専用のSP版レコード、平均4000円也。片面一曲づつ。ってことは一曲平均2000円。高い。iTuneのダウンロードの約10倍なの。しかもこの写真を見てもらってわかると思うけど「針」が鉄製で非常に太く、しかもアームも非常に重い。一回聞くごとにレコードを掘っていると言っても過言ではなく、レコードの寿命は100回聞いたらおしまいらしい。
そういう果敢ないところにもものすごい魅力を感じてしまう。
そうよ、一回一回大切に聞くの。人生の一瞬一瞬を大切に生きるようにね。

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