2010年4月21日水曜日

スウェーデン綺譚 (5)


ミニチュア・セルゲル広場
ストックホルム


日本を訪れた外国人が便利さや綺麗さやマナーの良さに驚愕して口々に褒めるけど、日本ほどではないにしろスウェーデンもかなりええところいってるわよねぇ。
そうでしょ、ヨーゲン?
ストックホルムで行ったタイレストランで「ミネラルウォーターください」って言ったら「どうしても買いたいって言うなら売ってあげるけど、ハッキリ言って水道の水飲めるよ。ミネラルウォーターの需要が極端に少ない国なんだよ。Just for your information。だからコーラかビールにすれば?(爆)」って言われたわ。
そう言われて飲んでみたら水道のお水も臭くない。タダと判った瞬間いつもより余計に水飲んじゃった(染之助染太郎)
水道水の質ってあたし的にはかなり重要。(ロンドンは言っちゃ悪いがそれだけは最悪)

ストックホルム在住のスウェーデン人のキャマ友ダニエル(日本に住んでたことがある)に、「この国って住みやすいわね。ほんと物事がスイスイ運んで素晴らしいわ。水道水も飲めるし。」って言ったら、
「ハニー、まずDreadfully SHITな冬をこの国で越してからもう一回この国が好きかどうか聞かせてちょうだいね。夏は世界一素晴らしい代わりに冬は世界一最悪だわよ。スウェーデンも日本と同じで表面はスイスイ見えるのよ。一番上の皮をぺろんとめくってごらんなさいよ。いろいろ出てくるから。でもそれは自分の眼で確かめるもので人に聞くもんじゃないわね。ものごとって自分と他人が見るものじゃ全然違うと思わない?国家ってまるで人格みたいなもんで、性格の合う合わないがあるのよ。あたしはスウェーデン人だしスウェーデンは過ごしやすいけど、あんたにしてみたらあたしと違うスウェーデンがあるわけよ。あんなファビュラスな日本から出たいって言うあんたの気持ちってちょっと判んないけど・・・。」って。
ふむふむ彼の言うことに感心していたら・・「あ、言い忘れたけど、スウェーデンにあんたの崇めるプラダのショップは一軒もないわよ。マイナス1ポイントだわね。がはは。」
( ̄▽ ̄;) 
なんだかショック(「ショック受けるほどの上客か、オンドリャーっ」てツッコミ勘弁)
ちなみにスタバも一軒しかないの(@ストックホルムのアーランダ空港)。べっつに(エリカ様)

ここだけの話、今んとこ唯一スウェーデンに対してちょっと「う〜ん・・・」と思うことは、ぶっちゃけ「スウェーデン語のもつ独特なメロディックなサウンド」
なんか・・・慣れへんわぁ。
こんなことスウェーデン語全然わからへんのに書いて悪いけどぉ。
スウェーデンのHelloって「Hej」(ヘイ)って言うのね。
ちなみに「おはよう」も「こんにちは」も全部その「ヘイ」ですませるのね。
社長にもお客様にもいきなり「ヘイ」なのね。
国王に謁見しない限りみんなに「ヘイ」なのね。(国王にはなんて言うのかしらん?)
あたしゃカフェに入ったときいきなり店員さんから「・・・ヘイ」って言われて、最初はアメリカ人の「Hey」を真似して言ってるのだと思いちょとビビったけど、顔見るとスマイルがなくて異様な感じがしたものよ。
笑ってない顔で「・・・ヘイ」って言われると、スゴまれてるのかと思っちゃうわ。
これがオフィシャルのHelloらしいの。
さらに「ありがとう」と「おねがいします(Please)」は両方とも「Tack」(タック)。
電話切る時にええ大人が「ヘイヘイ。タックタック。」って言うのをよく聞くんだけど、なんだか可愛いやら、子供っぽいやら。
なんでも何年か前に国が「人の上下をなくすため敬語をすべてなくそう」として、それが大成功しちゃったらしい。
ちなみに親しい間柄だと「ヘイ」を「ヘイサン」って言うときもあるの。
「ヘイサン」ってうちの田舎のおばちゃんらが「おはよーさん」っていうの思い出してこれまた不思議な気分。(一瞬「石坂浩二さん」って言いたいのかと思ったわ)
あたし的にフェイヴァリットは、うふ、数字の「6」が「SEX」っていうところかも。
ちなみに「セックス」も「SEX」なのよ。
セックス6回ってどうやっていうの、ねぇ、ビョルク?
それにしてもいつも感心するのはこの国の人達のネイティブ顔負けの英語力。英語でいきなり話しかけてもまったく嫌な顔しないでパッとスイッチして英語で返してくるところ。70歳の人ぐらいまでオッケーらしい。おさーんの同僚が言うには「ハッキリ言ってスウェーデン人はみんな英語で喋りたいから遠慮なく英語で喋りかけてね(はぁと)。」だって。
ってことはスウェーデン語勉強せんでええの?ってことになるわけで・・・。

と、いうわけで今回の火山の噴火でみなさまにご心配おかけしましたが、無事明日飛行機でロンドンに帰れることになりました。あたし的にはもうちょっとスウェーデンにいたい気もするけど、やっぱりホームも恋しくなってきた。まだ一年しか住んでないのにロンドンがあたしの「ホーム」だなんて不思議な気持ちだけど、あたしの脳はあの街を「我が家」として認識しているらしい。
それにしてもロンドン行きのバスやら船やらの切符を焦って手配し始めたギャリーを制したあたしってエラいわぁ(どうせ売り切れだったけど)。お・と・な。(単にバスも船も勘弁だっただけ)
人間パニックになると何しでかすか判らへんわよね。
アメリカ人の家族がストックホルム中央駅で大パニックになってて気の毒だったけど・・・言っては失礼だけどちょっと滑稽だった。
父が娘にすごい大声で「Don't talk to me like that! Don't fucking talk to me like that!! Daddy has no idea what to do here either! Just be quiet for a second! Gosh!!!」みたいな。そういうお父さんが一番ドラマチックにパニクッてるやん、みたいな。
っていうか、あの人たち(アメ人)って自分たちが映画の中の登場人物にでもなったかのようにドラマチックに振る舞うの、十八番よね。なつかしい・・・。

あぁ、いろいろ見聞させていただいたとっても充実した10日間でした。
もしよろしかったらバチバチ撮りまくった写真でも見て下さいな。
Stockholm, 2010

Tack!!

See you very soon, Sweden!

3 件のコメント:

はちがとぶ さんのコメント...

なんでそんなに無理して帰らんといかんと?って、おさーんに言ったわけね。帰れないとなったらどーにもこーにも帰りたくなる気持ちも分かるけど、待って正解ね。今は次の雲がやって来るまでに帰り着くことを祈ってます。

ZNK さんのコメント...

あううう、ドラマチックな今回の旅も終わってしまうのね?思いがけない出来事でハラハラ・ドキドキだったけど、日記が第5章まで読めたのは、ファンとしては嬉しかったっす(^-^)

それにしてもお友達素敵♪そういう冷静さ大好きだわん。その国に生まれて、離れて、また戻ったりとかしないと見えないものって多いんだろうね~。未知の世界 for me.

ご自宅を満喫してねーー!

まぁちゃん さんのコメント...

はちおくさ> そうなの。そんなに急いで帰っても誰にも迷惑にならんわよぉ、って言ったんだけど、その時は自分が帰らなきゃイギリスが滅亡するいきおいだったみたい。ほんと自己チュー。

ずぃ> ストックホルムには是非行かれて欲しいわ。
ローマ、パリ、バルセロナと同じ路線にある街だと思うわ。
その街独自の伝統に乗っ取った華やかな文化があるの。さすが貴族がいた街ってどこか違うわよねぇ。