2010年8月10日火曜日

四十路からのウィーン(2)

 次から次へと・・・


・・・普段はないがしろにしてるくせにこんなときに限って猫なで声出しちゃって「お義母さんよろしければ来ていただけませんかぁ、ゴウもばぁばに会いたいって言ってますし。」だもん。そーいで嫌とは言えないもんだからあたしも船橋まで行ったわよぉ。ぶっ倒れる思いして。そーそー、あの暑い日。 せ〜ん〜しゅうっ。暑かったでしょー。そしたらまー、ありがとうの一言もないの。お願いしますねぇ、って。一言だけ。作り笑い。ほーんとなんだかねー、ったく・・・。ムカつくのはうちのむーすーこぉぉっ。嫁なんてどうでもいいの。あんなのに騙されてるうちのむすこには〜ら〜た〜つ〜のぉぉ!・・・・・・
(沈黙5秒)何これ?クリムト?うわぁ金色が綺麗ねぇ。こんな感じの絵どっかで見たことあるわよ。どこだっけ?カレンダーかっ!銀行からもらったやつ。うちにあったあったっ。これじゃないのもあるわよね?この人が描いた絵一目見たら判るわねぇ。あたしみたいなもんにもわ゛〜か゛〜る゛〜っ!!

絵に描いたようなオバタリアンfromジャパンの独白(↑ほぼ忠実。実際はもっと固有名詞出てきてたけど)から始まったウィーン芸術の旅であった@セセッション
セセッション(分離館)の目玉、クリムトの「ベートーヴェン・フリーズ」の厳粛な展示室にその声はこだましていたのだった。

ここで逐一アーティストの名前を挙げてそのファビュラスさ加減を書くのは割愛する。
とにかく3日間で有名どころのアーティストの作品を全部見たっ!って感じ。
はらいっぺーっ!
ウィーンがこんなにルネッサンスからモダンまでのアートが充実してる街だとは知らなかったわ。
だいたいの美術館が入館料10ユーロ前後を徴収してるんだけどどこに行っても「15ユーロでもオッケーよね(ビミョウ)。」とおさーんと言うぐらいの充実度だ。 (そう思うとタダで見せてるロンドンって太っ腹やんなぁ)

なかでもやっぱりクリムトとエゴン・シーレは筆舌しがたいぐらいの至高の光を放っていた。エロチシズムと死の匂いをこんな凡人にも一目で感じさせることが出来る二人。
息子夫婦と上手くいっていないらしいあのおばちゃんにとってもあの暑い船橋での屈辱の日を忘れさせるひと時であったに違いない。
クリムトの「接吻」と「アデレ・ブロッホバウアーの肖像」 を見て感動に打ちひしがれてる間もなくフェルメールの「画家のアトリエ」があるヴェルヴェデーレってすごくないかいっ?
ハプスブルグ家ってメディチ家やうちの実家(田園調布マスク家)に劣らぬ豪華絢爛ぶり。

ねぇ、関係ないけど。
海外の観光地で売られてるガイドブックの日本語版って、なんであんなに日本語が変なの?オンラインの翻訳機能を使ってそのまま訳したみたいな珍妙な日本語(人のこと言えへんけど)で、「優の良品」的なものを感じてしまうのはあたしだけ?あれに15ユーロ払う人っておるんかいな。

iKlimt(←スタイリッシュなサイト)
Albertinaで鑑賞した20世紀初頭の写真家Heinrich Kühnの写真展

もちろんウィーンの話は続く。

2 件のコメント:

あきちゃん さんのコメント...

世の中液晶テレビでも金色と黒の再現は無理なようです。
そこで40億年の生存競争に打ち勝ってきた極めて優秀なDNAを受け継いだ末裔としては、そのリアルな金色と黒を見てみたいです。

佐波先生、ありがとう!

まぁちゃん さんのコメント...

あきちゃん>サバ先生。あたしに皆の前でよくも正座させたわねぇぇ。怨。うそ。
この金の色、本当に素晴らしかった。