2011年6月28日火曜日

フィルム供養ついでに幸福論

清水の舞台から飛び降りるつもりでRicoh Auto Halfを50ポンドもの大金かけてeBayで競り落としたのに(送料£15、計£65・・・オマイガっ!)、シャッターが開ききってないのか露出計が動いてないのかしらんけど真っ黒な写真が出来上がってきて、久しぶりに前頭葉部分が完全に麻痺するぐらいズドンコまで落ち込んでしまいました。しかも現像に10ポンドもかかったんよ。真っ黒なフィルムに10ポンドよっ!とてつもない大金よ!
競り落としてから7日以上経ってしまったのでクレームもつけられません。ちなみにオークションはノークレームノーリターンのポリシーの人が多い中、売り手の方は『1週間以内ならクレームつけてもオッケー』と言っていたのにも関わらず、フィルムを終えるのに2週間も要してしまったあたしがバカだった。あぁ愚かな自分に腹が立つ!
あぁ、フィルムで撮るのってやっぱ金がかかる。やっぱりこんな経済的に(あたしの)悪いことなんてこのスピード重視の時代に則してないからやめようかしら、と萎えるわ。
現像を待たされるのは全然苦にならないのに、やっぱりこういう失敗にすらもお金が飛んでいくのはかなり辛い。

ということで、供養とでも思って出来てきた写真を見てやってくださいまし。
(-人-)ナームー...
真っ黒な中にもオートハーフのマターリとした良い感じの写りが垣間見えるのが非常に残念。



一昔前まではこうやって写真を現像に出して
「失敗しちゃってたぁ。ピンぼけごめーん。」なんて普通にやってた時代があっただなんてもう皆忘れちゃってるんじゃない?
今は失敗はなくなったかもしれないけど、それと同時に撮る時の高揚感や緊張感がなくなって、写真を撮るということ自体が凡庸で締まりのない行為になってきたと思うんだけど。
写真だけではなく、物ごと全てに関して緊張感も失敗も、またそれを手に入れた時のプチ幸福感みたいなものも失われつつある感じがするのはあたしだけ?
その場で簡単に見たり削除できるようになった割には人々の幸せ度が以前より低いのは、絶対にこの「あ、失敗。削除。ピっ。」って行為にも原因あると思うんだけど。

そうやって改めてこの真っ黒な写真見なおしたらなんだか愛おしくすら思えてきたわ(涙)。

「あら、フィルム失敗したぐらいでそこまで深く考えちゃったの?デジカメすぐ写真が見れて便利じゃーん。なんで3時間も写真見るのに待たなきゃいけないの?」ですって?

ま、そうかもね・・・。
そこまで考えなくてもいいのかな・・・。
しゅん・・・。

5 件のコメント:

ZNK さんのコメント...

ほんと、言われてみれば最近の私たちは我慢をしなくなったね。待つことの不便さの中にある期待感とか少なくなったわね~。

色味の好みは千差万別だけど、感光しちゃったネガを現像して紙焼きしてみたら、思いがけず良い(変わった?)具合の写真ができて喜ぶ人は、少なからず居たよ(^-^)

これからも綺麗な写真も、面白い写真も、楽しみにしてるわ~♡ Puchu♡

まぁちゃん さんのコメント...

ずぃ> そう、我慢しなくてもいい世の中になったのよ。だからたまに我慢しなきゃいけないことがあるとみんなブチ切れたりしてたんだわよ(少なくとも震災以前までは)。
どんな出来上がりの写真でも(真っ黒で何も見えへんのは困るけど)その時を切り取ったって証拠だから、やっぱ愛おしいわ。
さすが現像屋のねーちゃんしてただけあるわーっ♡

あやん。 さんのコメント...

かわいそうに。そらへこむわな。
わては今日、1時間ちょっとのプログラムを友達んちでランスルーして、あと10日後のコンサートやのに全然、ほんまに全然で、もう、またちまちまと練習し直さないとあかんわ。めっちゃやってんのに。あり地獄のよう。でもがむばる。泣。しかも人のブログのコメント欄で決意。ああ~。

Ai さんのコメント...

味あるなー。60ポンド無駄じゃない。空のぼやっとした色とか、昔子供の頃に親がフィルムカメラで撮った写真とか修学旅行の写真を思い出すなぁ。

確かにデジカメで撮ってると、なんていうか「どーにでもなる、かずうちゃあたる」って感じであんまり考えたり悩んだりしないでシャッター押してるから、なんかそういう哲学みたいなものが足りてないかもしれないな、とおもいました。

まぁちゃん さんのコメント...

あやん。嬢> なんかあんたに勇気を与えたん?このブログ♡
だったら嬉しい(意味不)。

ちんあい> そうなの。想像力(つってもたいそうなもんじゃなくて「こう写ったら良いなぁ♡」程度の)が絶対的に欠如すると思うの。それはそうとバリの写真とかウプしてないの?見たいじゃんねぇ♡