2012年3月26日月曜日

みっとみないっ

ラナンキュラスって名前知らなかった


みっとみない・・・
志摩の方言で「みっともない」もしくは「大人げない」という意味。

今日自転車を買った。
マルメは微妙に広い街。歩くと遠くバスに乗るとあっという間、距離にすると4キロ四方の行動範囲(マルメ市全体はもっと広いけど)なので自転車が丁度いいのよ。
写真は後日アップしますけど1950年代に作られたらしいボロボロの軍用自転車です。
階段なんて絶対に持って上がれないだろう、人の死体ほどもある重さなのよ。
丈夫そうだし、円換算しても9000円ぐらい。またそのデザインのレトロ具合も良い塩梅だったので思わず衝動買いしてしまいました。
気に入ったから良かったものの、またここで自転車買うぐらいだったら日本で乗っていたやつ持ってくればよかったわー。東急ハンズで買った2万円弱の自転車だったけど小さくて丈夫だったのよ。
あぁ、あの自転車、本当に可哀想なことしたわ・・・・。
こころが「じょりっ」と錆び付いた音を出す。

で、ここでその「みっとみない」に戻ります。

あたしはその自転車を麻布時代に住んでいたマンションの守衛さんPさんに「お世話になったので」ということで差し上げたの。Pさん、大変喜んであたしとの別れを惜しんで下さった、までは良かったんだけど・・・。
ある日マンションに帰ってみたらPさんと管理事務所のM(嫌いだったので呼び捨て)が事務所の中で大声で喧嘩している。
Pさん:「これは、わたしがまぁちゃんさんから直接もらった自転車ですっ!」
M:「そんなこたぁしったことかいっ!Gさん(うちのおさーん)が『引っ越す時は持っていけないからここに置いて行く』って言ってたはんでっ。ここに置いて行くってことは管理会社がもらったってことだはんで。Gさんが家主だっぺ。家主の言うことは絶対だ。だからこの自転車はおれがもらっとく。」
50はとーに過ぎたええ大人ふたりが自転車一台を巡って下手なドラマの脚本みたいな台詞を吐きながら真剣に喧嘩している。
あたし:「あたしはPさんにあげたのよ。きっとうちのもそれで良いって言うと思いますので。Mさんも、なに?、自転車欲しいのぉ?」
M:「いや、別に。道理を言ったまでだ。そうやって言うなら、しかたねーなー。」
(これちなみに脚色なしでお送りしています)

で、一件落着かと思いきや。
あたしがロンドンに引っ越した数ヶ月後にPさんから突然メールが来たの。
「Mのヤローがあの自転車持ってっちゃったんです。あいつぶっ殺してやりたい。」と。
あたしゃびっくり。
何にびっくりって・・・こいつらの程度の低さに。 お育ちの悪さに。意地汚さに。
もうアホ以上のおっさんたちのアホみたいな諍いに関わりたくなかったので
「火傷したと思ってあの自転車のことはあきらめてください。あたしには何にもできません。あたしが謝るのもなんだけど、ほんとごめんなさいって。」ってメール書いておいたわ。
その後Pさんは労働時間に株取引をしてたりビール飲んでたりしてクビに。
目くそ鼻くそ耳くそ尻くそたーこのことだよっ!!!
あぁこんなことならあの自転車、ロンドンまで持って来たらよかったよっ!

あぁ、みっとみない。

ちなみにずーっと書きたくて書いてなかったんだけど、バブル時代の名残りかなんか知らないが、この東京の外人マンションの管理人の人達は往々にして日本人を逆差別する風潮がデフォルトであるらしく、あたしは入居した瞬間そのMから「あんたラッキーだね。うちなんか過去20年有色人種入れて事ない、ってのが自慢だったんだよ。」って言われたのよ。 これあたしに法廷に持ち込まれなかっただけありがたいと思って欲しいわ。
そこから決して楽しいというだけでは語れない、複雑な東京生活が始まったのよ。

内見した、とある目黒五本木のアパートの管理人なんて、
「あんた、誰か外人と住むんだろうなぁ。ここなんて台所から何から外人仕様なんだよ。あんた西洋式の暮らし方なんて知ってんの?」って。あぁそのアパートここでグーグルマップでリンクしてやりたい。
その帰り道そこに連れて行った不動産屋に「あんなところに二度と連れて行かないでっ!」と彼女がベソかくまで叱りとばしたけれども・・・。
あら、あたしもみっとみないかいなぁ?

2 件のコメント:

kumimuraくみこ さんのコメント...

えぇぇぇ。。。そんなことが!?
TOKYO怖いですわ。というか信じられない。。。

まぁちゃん さんのコメント...

くみちゃん> 東京が怖いわけじゃないのよー。このみっとみない人達のみ解せへんのよ。外人アパートの管理人ってジェネライズしちゃったの悪いけど・・・しちゃう(爆)。