2012年11月11日日曜日

アリゾナ プレリュード

サワロから『腕』が出るのに70年かかるという


コモ湖からスウェーデンに帰って二日後、北イタリアはロンバルディアの馨しい香りが身体から落ちる間もなく、合衆国はアリゾナ州プレスコット(Prescott)に向けて旅立った。

ところで皆様、アリゾナ州の正確な位置ってご存知?
ラスベガスとグランドキャニオンの下のほうでLAからちょっと入ったところ・・・っておぼろげなイメージでいたけど今回それがくっきりしました。


大きな地図で見る

上の地図をズームアウトしてもらうと判ると思うけど、アリゾナに海はない。
ほぼ海に届きそうな寸でのところでメキシコに邪魔されているからだ。
州都フェニックス(ちなみに英語ではフィニックス・Phoenix)から北部は切り立った渓谷が多く、南部はその大半をソノラ砂漠が占めアリゾナの写真に見られるサワロ(Saguaro・・手が出てるみたいなサボテン)が多く見られる。
おさーんの両親の終焉の地であるプレスコット。
うちのおさーんがハイスクール卒業する年(40年前)おさーんのお父さんがプレスコットの病院にテネシーから転勤したので長年住んだ地を完全に畳んでアリゾナに移り住んだ、となんとなく聞いてはいたが実のところはテネシーの田舎町での閉塞感に堪えられずの引っ越しだったらしい。
ちなみにテネシー州クラークスヴィルからアリゾナ州プレスコットは引っ越しトラックで4泊5日(ぶっ通しだったら27時間)は余裕でかかる距離ときいてびっくり。南部から南部への引っ越しだから小田原から水戸行くぐらいかと勝手に想像していたんだけど実のところマルメからイタリアのつま先のレッジョディカラブリアに相当する距離なのよ(約2700km。ちなみに青森ー鹿児島で約2000km。あら意外とデカいジャパン。ちなみにニューヨークからフェニックスまで直行便では約5時間である。)
テネシー州もこんなところにあったのか、と今地図を見て初めてくっきりと確認。
どーでもいいけど、こんなデカい国と長刀持って戦って、勝とうなんてちょっとでも思ったこと・・・・立派(言葉マックス選び中)。

そのプレスコット。標高1600メートルのところにあり、皆さんも持つであろうアリゾナ州の暑くて乾燥したイメージとは違いかなり涼しく、冬は雪も積もる。サワロも生えてなくて四季もあるかなり過ごしやすい街なのだ。ソニー&シェール(☜絶対クリック)も一時期住んでいたことがあるという(がはは)。
おさーんの弟のブルースが今でもその地に家族と住んでいる。あたしもブルース夫妻からずーっとお誘いを受けていながらなかなかアリゾナに行く機会を逸していた。
だってぇ、アリゾナでサボテン見るよりファビュラスなサンジェルマン・デ・プレ、コートダジュール、コモ湖じゃんねぇ。おほーほーほーほー。しーん。

今回はブルースの娘サラの結婚式があり、初めてその地へ踏み込むことに。

それともう一つの目的。
あたしの大学院時代の親友、ピアニストのジョンがトゥーソン(ツーソン)の名門ユニヴァーシティ・オブ・アリゾナ(通称U of A ユーオヴェー)の音楽院で教授をしているので、 彼の仕事ぶりや最近購入したという「小さい家」も見がてら。
ハッキリ言って、イタリアでかなり満たされてたので、砂漠やサワロにはあんまり興味がわかず、しかもニューヨークじゃないアメリカなんかジョンやブルース一家には悪いけど退屈なだけだろうとかなりやる気なし、行く気なしだったあたし。
アイム・ソーディィィィ。

ロンドンで飛行機を乗り換え、フェニックスの「スカイハーバー(正式名称)」まで直行11時間。すべてブリティッシュ・エアウェイズで。遠かった・・・(イヤほんと、アリゾナは遠い。『ミラノに住んでます』って言っていいんじゃないかってぐらい近いわ、ミラノはw)
そこから予約していたシャトルサービスに乗りプレスコットまで2時間のドライブ(OMG)。
着いたのが夜中の11時だったので一体外に何があるのかも真っ暗で見えず、心身疲れきって落ちるように寝てしまった。

そして、次の朝を迎えたのだが・・・。

そこであたしが見て体験したものは、コモ湖のヴィラもローロ・ピアーナの深緑のスカーフもスフォルツァ一族の華麗なるミラノもジョヴァンニの白トリュフのリゾットも全てどこかへ飛んで行ってしまうぐらいのパワーのある「なにか」だった。

・・・・って、まるで世界ホニャララ発見の予告のようだわww

・・・・続く。

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