2013年5月2日木曜日

お姫様との秘め事(思い出話)


春の陽光眩く

ここに移り住んで早一年が経ちました。
早かった!と書きたいけど、この寒く暗い冬のなかなか明けないこと、いとおかし。
暗黒のロード・オブ・ザ・リングの世界に来たのかと思った(ゴラムとw)。
最近はやっと春の陽光になって美しい毎日が続いています。
まるで暗い部屋の蛍光灯をいきなり付けたような明るさ。なんじゃこりゃ。

ここに来て、実はまたアパートメント探しをしている。
今住んでいるところも気に入っているんだけど、もし安くて良い物件があったらおさーんは購入したいらしい(今は賃貸)。
スウェーデンの皆さんから「今買っておきな」と薦められるぐらい現在はお買い得らしい。
そのアパートメント探しのことも書きたいのだけど(いや詳細は書かないとは思うが)まだ「これっ!」という物件が見つかってないから別段書く事もありません。
Ω\ζ゜)ちーん

このアパートを見た瞬間天国に来たかと思ってしまった(悪い意味で)

これまでの人生、思い起こせば「物件探し」っていうのをこれでもかぁ!というぐらいしました。
特に東京とロンドンあわせたらもしかしたら100軒ぐらいの物件は見たかも。
その最中でいろんな忘れられない面白い出来事があったので、ここに思い出話として書いておきます。
ハッキリ言って、これ、一冊の本に出来るかもww

今回は東京の高輪にあるアパートを内見させていただいた時のお話。

急な坂道の途中にそのアパートはあった。
アパートとは書いているが、ここはほぼ一軒家のテラスハウス。
不動産屋と伺って隣にある大家さん宅のベルを鳴らしてみると中からなんとまぁ、着物こそは着てないが皇女和宮を思わせるような(会った事ないけどw)見るからにやんごとないお姫様のようなおばあちゃんがおスルスルと出てきた。
「あたくしども(この時の「たく」の音はほとんど無音である)のガードナーが丁度昨日来た所で、ガーデンが美しくなってて良かったわ。椿がとっても綺麗でございましょう(この場合の「ざい」はほとんど無音)。」とまぁ、ホンモノのお姫様のようにさわさわさわさわとおっしゃった。そのガードナー(庭師)という言い方はアメ人のおさーんもわかるぐらいのホンモノの英語っぽい発音だった。
アパートの外観はドイツ風であたしが「どえりゃぁドイツ風ですのね。」って言うと「ドイツの設計士に◯◯(忘れた)の山の別荘を似せて作らせましたの。」とキッチンから洗濯機から換気扇から嫌味なぐらい全部ドイツ製だった。
そのドイツからの窓越しには日本最初のイギリス公使館が置かれたと言うデカいお寺の屋根が見えて不思議な感じがした。
「素晴らしい敷地ですね。こんなところが東京にあっただなんて。」と感嘆の声で申し上げると「ここは一番小さい土地で、あたくしにも丁度良くて気に入っておりますのよ。駒場のほうにはもうちょっと大きい土地がありましてね、今は大学のほうに貸しておりますの。」とおっしゃる。
ふと表札のほうに目をやると、あらまーどーして
「前◯利◯」
という、見たら「お控え」しなきゃいけないような名前が肛門様の陰牢、いや黄門さまの印籠のようにかかっている。じぇじぇじぇぇ。
つこたなにかい?駒場の大学っていうのは・・・?!WOW(古典)。

やっぱりおばあちゃんは正真正銘やんごとなきお姫様だったのだった。

あたしが「あのぉ、お伺いしますけどぉ、ちかくのスーパーまで何分ですかぁ?」と聞けば
「3分で行くみたいですわよ。」とおっしゃる。
「え?来る途中徒歩圏3分以内にスーパーなんてある感じしなかったですけど。」と申し上げると、
「あら。まぁ。ふふふ。もちろん御車でらしいですわよ。あなたお歩きになられるの?」とまたさわさわさわさわさわさわとおっしゃる。
らしいですわよ、みたいですわよ、に思いっきり
「わらわはそのようなものには参らぬ。このうつけもの、その毛唐を連れて即刻失せよっ!」とやんごとないサウンドをその言葉尻に聞き取ったあたしたちはしっぽ巻いてとっとと退散したのだった。

ということで、おさーんとあたしは利家とまつに完全になりそこねたのであったw
し〜ん。



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