2013年5月5日日曜日

本格仕様キッチンでの秘め事(思い出話)

前回のブログに引き続き、今回も東京でアパートの内見をした時の強烈な思い出話を書かせていただくわ。

長文覚悟っ!ウリャー!! (ノ-o-)ノ ┫:・'.::

「スウェーデン人から人種差別されない?」
と、結構いろんな人から申し合わせたように聞かれます。
スウェーデンに越してくる前に北欧に住んでるみなさん(主にデンとスウェにお住まい)のブログを読んでいたらその中には「人種差別された。」
と、お気軽に書いてあるものが結構あって、じつはあたしもドン引きしてたの。(検索してみ♥)
個人の解釈だけど
「他人から日本人という人種的な特徴を明確にあげつらって攻撃されたり不当に扱われたりした時のみに使われるべき言葉が「人種差別」である。しかしその際ちょっとでも冗談のニュアンスが混じってる場合や友人などからのそのような発言は『悪気ないもの』とみなし情状酌量の余地かなりあり。(ムカつくけどな)」と考えている。
欧米に住んでる日本人ども(いや、あなたじゃありませんw)のブログに「日本人だからわざと後回しにされた」「日本人なのでぼったくられた」などとなんの根拠もなく書いてある場合があるけど、「それは単にあなたが個人的に人種関係なく意地悪(もしくはカモに)されたのだと思ったほうがいいかも」ってコメしたかったけどやめたw
その言葉、とてもデリケートなので国際問題に持ち込む前に充分吟味して使ったほうが良いわ。
なのでわたし的には今のところ「人種差別」は一回もされてません。

・・・・と書きたいが、ある国に住んでいた時に二、三度ちょいとした人種差別をされました。
その国とは、悲しいかな、エキゾチック・ジャパン!マイホームカントリーっ♥

さて今回は不動産屋さんのKさんと二人で目黒の一軒家を見に行った時のお話。
前置きながっ。ごめ。

とある瀟洒な住宅地の家のベルを鳴らすと、中から75歳ぐらいの見るからに意地悪そーな「日本昔話の良いじいさんのとなりに住むいじわるの爺さん」役にピッタリであろうこと間違いなしのジェントルマンもどきが出てきた。
大家さんである。あらかじめその辺の土地を持っているお金持ちとの情報を先にKさんより入手していた。
ポロシャツの上にえんじ色の「これ着てりゃ品よく見えるだろう」系のチョッキを着てる。一昔前の日本の政治家が首脳会談での「カジュアルデー」に着ていたような出で立ちだ(カジュアルデーってさらに残酷にダサさが目立つのよ)。
そのじいさん、あたしとKさんを見て吐き捨てるように
「ここに住む人はどこ?」とおっしゃる。
Kさんは一応お客のあたしに気を使って「この方がアメリカ人のパートナーさんと物件を探してらっしゃいます。」 と言うと、大家さん
「え?あんたが?あんた日本人なの?日系人じゃないのね。ほんとにアメリカ人が契約者なの?ほんとはあんた一人じゃないの?うち個人契約駄目よ。法人のみ。それも外国人専門なのよ。しかもそれなりの外国人よ。日本人なんかに住まわせたことないんだよ。」とどこぞの演劇学校で習ったようなク◯意地悪そうな言い方でネチネチとおっしゃる。
あたしその場できびす返して帰ろうと思ったけど、よくしてくれてるKさんの手前「はい。その辺存じております。」な〜んてブリブリに返事しながら中に入る。
「あんた外国のそれなりの邸宅に住んだことあるのか?ここはキッチンもバスルームもトイレも特注で外国人仕様に作ってあんの。日本の低いシンクに慣れてる人には使いにくくなってんの。フリーッジ(冷蔵庫のフリッジのこと)も大きいの。フォアイエ、わかる?日本人なんかにこういう本格仕様が使えるのかなぁ。」
と、無礼もここまでいけばファビュラスな勢いで捲し立てる。

何度となく出た「日本人なんか」に明らかに人種差別の警告ブザー鳴らしてもよくってよ。
しかもこの場合「わたしの平素のクライアントである欧米人と比べて日本人なんか」と明言してるので、完璧にクオリファイされる人種差別だわよ。

これからはちょっと笑い話だけど・・・。
その本格仕様とやらのキッチンを見たときおもわず我が目を疑ったあたし。
シンクがなんと高さ約1メートルあって、身長が176センチあるあたしのヘソの上なの。
「外国はみーんなこの高さなんだから。」なんて見てきたようなことをおっしゃる。

うちの母なんて包丁握ってる手が見れないんじゃないのかしらってぐらい高いの。
よく見るとキッチン全体も非常にバランスの悪い造りで、換気扇なんて異常に高いところに付いていてダッシュして床蹴ってジャンプしないかぎりその紐に手が届かない。ブブカか。
その家自体のテイストも「絶対に外国にはない外国風」なのだった。
さらに驚いたのはトイレで、置いてある便器がつま先座り(わかる?w)しなきゃいけないぐらい高いっ。女子なら脚が浮いたままだろう。キバリきれないわよ、こんなんじゃ。
つか、この年代の日本の方って「西洋人は何もかもデカい」って思ってる人ひょっとして多くね?
(いや〜ん、そんなこともないのよぉぉぉ。とちょいとシモーネ注入してみる♥)

内見したときにはまだアメリカ人の家族が暮らしており、その一家の家財道具が一切合切そこにあった。(さぞかし背の高いご家族なんだろう)
リビングに行くと、じいさんいきなり大声だして
「コード差しっぱなしじゃないかっ!もったいないっ!火事になったらどうするんだ!けしからんっ!」
と、吠えながらビデオやテレビ、ステレオの抜かれてしまったら後で時計の設定が面倒クサいであろう電子機器のコードを一本残らず抜いて廻って「こういう常識のない人は困る。あんたはまさかこういうふうには住まないだろうな。」と多々良純みたいにあたしをねめつけるように睨んでいる。
(このじいさん、絶対に汚い言葉「しやがって」などは使わないの。使わない分虫好かなさが倍増するの。)
もうその模範的なイジワルな態度にどうして良いのか判らないし、自分もいたたまれないしでKさんに
「もう結構です。おいとまいたしましょう。」と言ってじいさんの顔も見ず逃げるように出てきてしまった。
あんな差別的発言多発の大家のいる、しかも帰宅したらコードが全て抜かれているアパートなんて、絶対にごめんよっ!
(コード抜くのが昔の常識だったことは知ってるのよ。あ、でも『たこ足配線やめましょう♥』)
そんなところに連れてった不動産屋のKさんに腹立ちまぎれに「今後ああいうのは困るわ。」と嫌味言うと「外国人アパートの家主さんってあのタイプ多いですよぉ。またこういう思いされると思います。だから早々に決めちゃいましょうね。」と悪びれずおっしゃる(爆)。

あれから7年経った。
その間それはそれは沢山の人にお会いして、そして沢山の人が去っていった。
あの大家さんみたいな見るからに意地悪で人種差別的な言葉を不用意に使ってしまう人たちに限って、実のところは悪い人ではないんではないかと思い始めてる成長したあたし。(あら、やだ。激しくうなずいてるお姐様たちのお姿が見えるやお。)
そう考えると、この貴重な人種差別体験も墓場まで持っていくことにするか(ってここで書いてるし、がはは)。
Ω\ζ゜)ちーん


ちなみにスウェーデンもイギリスもみなさん平均的にかなり背が高くてらっしゃるけど、あんなに高いシンクも便座もダッシュしてタッチする換気扇も未だお目にかかったことなしよっ。

長文ほんとごめんなさい m(_ _)m まゆみちゃん(がははは)。
このシリーズ、まだ続くんだけど、退屈ぅ?

2 件のコメント:

となかい さんのコメント...

いやー、平均身長180センチという噂のスウェーデン人でも、そのキッチンは使いにくいでしょうねえ。
差別された、というのは過分に思い込み成分が多いと私も思います。差別と思うとネガティブな気持ちが増えるので、必死に意識をそらします。反面、表に出す差別なんて単純で、心のうちに秘めた差別のほうが根深く、変わらないものだってこともわかってきた今日この頃です。

まぁちゃん さんのコメント...

となかい様> んもー、コメントたくそみっけぇぇぇ。
『反面、表に出す差別なんて単純で、心のうちに秘めた差別のほうが根深く』
もうおっしゃる通り。
根深いかどうかは計る由もないけども、いきなりあたしの横にぴったり付けた車のウィンドウが開いたかと思ったら「オッパ・ガンナムスターイル!」とかいうのなんて全然オッケーって感じよ。
多分「個人攻撃されてる」と思いたくないから「人種」っていう大きいほうに話を持っていくんでしょうねぇ。
まぁ気持ちわかるけどさー。