2013年5月8日水曜日

ラ・カージュでの秘め事 (思い出話)

東京で出会ったカラーの濃い家主さんシリーズ、いつかは書きたいと思ってたので、ここで一気に書かせていただくこと至上の歓びです。
(前のお話、お姫様との秘め事本格仕様キッチンでの秘め事

最終回(と思うw)は品川区のとある住宅街のアパートの家主さんのお話。

過去にこんな住所聞いたことない、そしていったい地理的にどこに位置しているのか今となっては思い出せないような場所にその外国人アパートはあった。
その物件に行く道すがら、不動産屋のKさんが言いにくそうに「ここの家主さんはかなり・・・あの・・・その・・・えと・・・物腰のたいへん柔らかい方です。」とおっしゃる。
目黒のいじわるじいさんでかなり懲りたあたしは「物腰の柔らかい大家さん、ウェルカームっ!」と思いながらも一抹の不安を感じさせずにはおかないそのKさんのもじもじした態度。

着いてみたら、駐車場のところですでに男性の大家さんがあたしたちの到着を待って下さってた。
年のころ60ぐらいで背は低いが恰幅の良い感じ、七三に分けてポマードで撫で付けた髪、紺のブレザー、その下には白いシャツ、首にはジュリーのTOKIO風スカーフ、真っ白いスラックス(死語)、ピカピカしたエナメルの白い靴、素肌が透けてる黒いソックス、そして口ひげ、男性もののデカい指環、そしてしっかり手入れされた爪。
現代日本ではちょっと浮いちゃってるその時代錯誤のファッション。
あいざき進也(知ってる?)がアイドルのまんま年取ってずんぐりむっくりになった感じww

「はい、よくいらっしゃいましたね。ウェルカム。サンキューフォーカミング。」と外国人慣れした感じでお出迎えしてくれて、キツめに付けた香水の匂いを発散させながら部屋に案内して下さった。
その物件はマンションの一階で、部屋自体はちょっと狭めだが、真ん中に夏みかんの木がドシンと立ってる広いお庭を独占できるのがウリとのことだった。(これ書いたら場所がワレちゃうかもなぁ。まあいっか。)
あたしが「お庭が素晴らしいですね。」とふと振り返ると、いつの間に移動したのか向こうの部屋であたしのことそっちのけでうちのおさーんに親密そうにお部屋の説明をしてる。
あたしがいろいろ質問してるのに「あ、はい、そうです」「ええ、まぁ」なんて心ここにあらずな感じで、おさーんにかかりっきりなのである(あたしは不動産屋のKさんと見て回ってた)。
あぁやっぱりここでも「人種差別」かよ、とふてくされてるところに、あたしがポツリと
「Kさん、こんな大きな庭があるならワンコが飼えるね。」
 と一言もらした瞬間、そのあいざき進也質流れがものすごい黄色い声出しながら太ももすり合わせてすっとんできて、

「いぬは、いぬは、いぬはだめよぉぉぉぉぉ!いやだぁぁぁぁ!いぬは絶対にだめだめだめだめだめぇ〜〜ん!ノードーッグっ!」

・・・・。

あたし+マツコ+美輪+ベティ+青江+おすピー+ジェ美などのありとあらゆる魑魅魍魎のオキャマを足してもまだあまりあるぐらいの、筋金入りのオキャマーヌだった。
なんとなくそーかなぁ、なんて思ってたけどwこんなにピンクだったとは。
あーっ!どこかで見た事あったと思えば、ラカージュ・オ・フォールのウーゴ・トニャッツィよっ!(訂正:これ最初ジャン・ルイ・トラティニャンって書いちゃった、訂正しておくね。『ニャ』は合ってるでしょ?w)

ふと見るといつのまに瞬間移動したんかおさーんが玄関の三和土(たたき)のところで靴履いてちょこまんと収まってる。
あたしが「どうしたの?」って聞いたら蚊の鳴くような声で
「・・・・もうぼく帰りたいかも。」と、半べそかきながら言う。
なんで?と聞くと、
「だってぇHe sort of tried to hit on me。ちょとこわい(ここ日本語)」
(to hit on meという熟語、ホワットタイムイズイットナ〜ウ?より使うけんね!ためになるブログ)
というじゃないのっ。
世界一鈍感なおさーんにもわかりやすいぐらいhit on himしてくれちゃって、よほどの押しの強さだったんだろうか、ちょっと目も潤んでたりしてwwがはは。
つか、ラカージュさん、俺のことは完全無視なん? ( ーoー)y-~~~
素敵なお庭に後ろ髪引かれる思いで、ここからも逃げるように出てきた。
出てきたとこでどこぞの民放の女子アナと駐車場で鉢合わせ(たらしい。不動産屋のKさんがおっしゃってた)。その人が誰だったのかもう忘れちゃったが、持ってたバッグがクロコのバーキンだったのは覚えてる。

帰りの車の中でKさんに「いじわるじゃないだけ良かったかもだけど、やっぱりうちのおさーんにhit onするような大家さんのいるアパートなんて気が気じゃないじゃないわよっ。」と、また叱る。あぁ、叱ってばっかりでごめんねーっw

ちなみにうちのおさーん、東京のとあるゲイバーでそこの店子(50ぐらいで小太りの)から
「Tバックお好きかしらぁ。もしよかったら今晩伺ってTバックはいて個人的に踊ってあげたい♡はふ〜ん。」とあたしの目の前でかなりの勢いで迫られて(またあたしのことは素無視)、寸での所で「ストレート」になりそこねた経験あり。
「日本のおじさんのおきゃまはちょとこわい」らしい。
・・・・ってよく考えたら、おじさんってあたいもじゃね?

東京って・・・いろんな人達がいたるところで蠢(うごめ)いている大都会なんだわね。ほんと、面白い。

その後も東京では数々のアパートを見せていただいた。

カーテンを開けたら目の前お墓の海だったアパート、将棋会館が目の前で100人ぐらいの人がずらりと将棋してるのが見えるアパート、ゴミ屋敷状態の有名弁護士のアパート、プロゴルファーの青◯◯が同じビル内にいるというアパート、なんとかジャパンの人が亡くなったというお部屋、歌手長◯◯と妻で元女優志◯◯◯子が住んでいたアパート、藤◯◯香が同じビル内に住んでいるスィロガーネのアパート、漫画家植◯◯◯◯さんの神楽坂の一軒家などなど、おさーんと一緒だった(今も一緒ですけど)おかげでこんな田舎もんでは到底できないような貴重な経験させていただきました。
法人様感謝(爆)。
結局麻布にある薄暗い半地下のアパートに住む事になったんだけど・・・。

いまこうしてあらためて書きだしてみたら、いろんな思い出が走馬灯のように浮かんできてなんだか涙が出てきてしまう。
お姫様もいじわるじいさんもラカージュもその後もお元気でいらっしゃればいいけど。

あぁ、すっかり思い出話モード。みなさん、ごめんあそーせね。

最後におみやげ♡(☜クリック)

2 件のコメント:

紫衣しえ さんのコメント...

あ~っはっは!!!
今日のどよよんが一気にふっとんでしもた(笑)(笑っていいよね、いいよね?)

むっくりしたあいざき信也が・・・・あははは、知ってるだけにうけましたww
ジュリーのTOKIO風が登場したのにはちょっと引きましたが、あの世代のあるジャンルの方には、どこかにジュリー風のものがあるのも事実。

あぁ、自分が絶対に体験できない世界には何て興味深いことがいっぱいあるんだろう、とまだまだ経験不足を今夜も思い知った私でした。

まぁちゃん さんのコメント...

しえさん> 笑っていいのよww
あの世代のあのジャンルの人ってジュリー、すなわち奥深い所にパリがある気がするの、あたしだけ?
自分が体験できない世界、ほんと、あたしもいっぱいあり過ぎて・・・。バンジージャンプぐらいしておいたほうがいいかしら?がはは。