2014年2月15日土曜日

Veronaで一瞬カトリックの巻



国立代々木体育館のアレーナ・ディ・ヴェローナ東京公演に行ったのは、もう23年前、1991年の話。
演目はプッチーニの「トゥーランドット」だった。
最近こればっかり言ってるけど、時の経つのってマジ早くね?!
たかが6年ほど前のことのような気がするわぁ。
トゥーランドット役がディミトローヴァで、カラフがニコラ・マルティヌッチだったことと会場に寿美花代さんと高嶋政宏さんがいらしたの、よく覚えています(あの頃この兄弟ってそれはそれは人気があったんだからっ!)
チケットは最低でもン万円のバブルの時代。でもその大掛かりなセットなわりにはなんだか間の抜けた感じのように思い出せるのは、その後ニューヨークで見る事になるメトロポリタンオペラのトゥーランドットの舞台があまりにもきらびやかで素晴らしかったからかしら。

それから23年たって(嗚咽)、やっと本物のアレーナ・ディ・ヴェローナを拝む事ができました。2000年前に作られたという世界でもっとも有名な野外劇場のひとつです。
前回イタリアに来た時に、ミラノからパドヴァに行く途中でヴェローナ駅に電車が停車してた時に「そういやヴェローナに来た事ないなぁ」なんてぼんやりと思ってたのに、まさかこんなに早く訪れることになるとは。

アディジェ川


そんな昔の思い出も加味されて、期待して行ったのにアレーナ自体はそ〜んなに感動しなかったわ。ごめんけど。行って良かったとは思うけどさぁ(上から目線)。
そりゃシチリアはタオルミーナ、地中海を望む「テアトロ・グレコ」のほうが感動するやんなぁ。
何度も書いちゃうけど、イタリアで「これは2000年前に造られた」とか「1150年に描かれた」とか「建てる際250人が死んだ」とかじゃぁ最近あんまりこころ動かされないのって、ホント良くないわよぉ。そのくせ東京の「昭和42年に建てられたヴィンテージマンション」にはちょっと感動してしまうという。なんなの、これ?




それよりも、感動したのはこのヴェローナの街の美しさによ。
パドヴァもそうだったけど、街自体になんとも言えぬ落ち着いた品格と理性みたいなものがあるのよ。
これってヴェネト州の街独特の空気感なのかしら。
ミラノ—コモが港区なら、パドヴァ—ヴェローナって文京区みたいな。
いやだ、エエ例えするやんww

San Zeno di Maggiore教会 すっかり夜よ


みなさん、ヴェローナのアレーナ見た後はふつー「ジュリエットの家」に行かへん?
今回偏屈ジョヴァンニと一緒だったから「そんな観光客でごった返してるところには折角スウェーデンから来てくれてる君を連れていくなんて失礼」とかなんとか、ほんとは自分が行きたくないのを良い具合に言いくるめられて、行かへんかったの。
その代わりに街を隅々まで歩き回らせられました。
それを3時間ぐらいして腹も減って足も痛くて「ジュリエットの家」もどうでもよくなって死にそうになってる時に
「Alora、帰るまえに『Basilica di San Zeno Maggiore』(サンゼーノマッジョーレ教会)のマンテーニャの祭壇は絶対に見ておくべき」とか言われて川べりから1キロぐらいさらに歩かされたのは良い思い出 (`´メ)
マンテーニャがあろうがジョージ・クルーニーおろうがもう倒れそう・・・。
と、這々の体でそのサンゼーノ教会に着いてみたらなんと今まさにゲートが閉まった時だった。ラッキーっ!神様ゲート閉めてくださってありがとうっ!
マンテーニャ、しゃらばーいっ!( ^_^)/~~~バイバーイ!
ほんと残念だわぁ♡あぁ残念。今日はついてなかったわよねぇ、さぁ、ピッツァ、ピッツァ行きましょうっ!
というあたしにジョヴァンニが

「ちょっと待って。あそこに今から入ろうとしてるプーリアのカソリック教会の団体さんがいるだろう。あれに紛れこもう!」なんてとんでもないことぬかしやがる。
厚かましくも後ろからとぼとぼその30人ぐらいの団体に付いて行ったら案の定目の前のおばはんから「あなたたちは誰ですか?」と聞かれた。
そしたらジョがあたしを指して「この人折角遠い日本から来たのに教会に入ろうとしたら閉まってしまって。どうしてもマンテーニャが見たいそうなんです。見たいよね、よね?一緒に良いでしょうか?」などと信じられないこと言っている。とっさに嘘をついて教会に潜り込む・・・ロバート・ラングドン教授かっ!
そしたらそのおばはんが「申し訳ないけどうちの団体じゃない人達はダメですっ!」と冷たく言いはなつ。

その対応に空腹も忘れ少し激しく反応してしまうあたし。

「あなたたちカソリックの方達って隣人を愛してくださる方達だと思ってたのに。ホモだけじゃなくいたいけな日本人や白髪の老人(☜ジョヴァンニ)も排除するのね。あたしたちを入れることによって何か災いでも生じるのかしら?」と、言わないまでもwwそういう目でギロリと見てたら(爆)後ろにいた話の判りそうな神父様が「よかろう」ってな具合で入れて下さった。
かくして、そこにいる全員から睨まれながらその有名なマンテーニャの祭壇を見ることができた。

マンテーニャの祭壇 団体さんに紛れて説明を聞くあたしたち(イタ語なので意味不)

ちなみにその団体のみなさん、その教会の中に多数ある聖人の像の前に来るといちいちしゃがんで十字を切るのよ。
1人だけ十字を切ってないとギロリと睨まれるから(なんやねん)慣れない十字切っちゃったわ。しかも40回ぐらいトゥギャって(実家寺なのに)。
もう途中でなにがなんだかわからなくなっちゃって△になったり卍になっちゃって神さん聖人さん、ごめんねーっ。

あぁ、マンテーニャ。美しかった・・・んだけど、やっぱり空腹にはかなわない。
フランダースの犬の主人公ネッロみたいに絵の前で微笑みたたえながら死ななくて良かった、ほんま。



その後、虫の息で街中にある量り売りのピザ屋(有名らしい)に入った。
そのピザが今回の旅で一番美味かった食事だったことは言うまでもない。
食べ終わった後、そこに泊まっていきたかった。

ヴェローナ、是非♡

3 件のコメント:

Pigrona さんのコメント...

いやーん、この回、読み落としておりました!
そうなの、身びいきかもしれないけど、ヴェネト州ってちょっと独特な雰囲気があると私も思います。ヴェローナ、綺麗な街だよね。ちょっとパドヴァよりお洒落な感じ。
また来てね!

まぁちゃん さんのコメント...

ぶーやまっ♡ パドヴァもヴェローナも、そしてヴェネツィアも街のそこかしこから正装した摂政が歩いてくる感じするわぁ。カターニアと同じ国にあるとは思えないわよ(カターニアも好きなのよっ)。それにしてもマルメにこの量り売りのピザがなくて本当に良かったw 今頃血糖値MAXで昇天してると思うww

yukaroba さんのコメント...

まあちゃん、大爆!手術の傷跡開き掛けたわー。