2014年3月2日日曜日

Marina di Pisa (1)


「カードゲーム部屋」・・・・って何じゃ?!


ワンズとジョルジョたちにさよならしてA12号線を南下。
トスカーナ州にあるマリーナ・ディ・ピサ(Marina di Pisa)に向かった。
名前の通り斜塔で有名なピサに隣接している海辺の街です。
ジョヴァンニの亡くなられたお母さんの生家であり、現在は家族のサマーハウスとして使われてる家がある。

「はい着きました」と言われて目の前にこつ然と現れた家を見る。
し〜ん。

なんじゃこりゃぁぁぁ(優作風)。
IT IS FXXKING HUGE!!!!


腰抜かして思わずスウェーデンにいるおさーんにビデオSkypeしたわさ。

こんな豪邸だなんて聞いてねーよ、もーっ。

たたずむ家の主人


なんでも1914年の世界大戦が始まった年に建てられただけあって、造りが優雅でクラシック。まっさっにっ、あたしの夢に描いてたような家だった。
メイド部屋と執事部屋が別々に付いている。
萩尾望都先生の漫画に出てきそうっ!
美しい金髪の青年将校出てきそうっ!
ほんで退役後結核で死にそうっ!
ほんでその後追っていいなづけの娘は毒飲みそうっ!!
ほんで最後はその友人の金髪のあたしが弔いのバグパイプこのデカいベランダ(↑)で吹いてそうっ!(あれ?これ違う漫画?)
あたしにピッタリやないのっ!

いや、ちょとまて。興奮してチビりながらも冷静になる。
年を取って最近少し賢くなったあたし。

25年後、あたしは美しい将校ではもはやないはずだ。
ベッドからトイレまで15歩あるのはちょとこまるだろうなー。
古くてしかもこんなに天井の高い家はホコリもたまり易くて、さぞ掃除もめんどいだろうなー。
泥棒も入り易いだろうなー。
孤独死してかんぴんたんになっても誰も見つけてくれないだろうなー(と、絶対に皆より後に死ぬと信じてやまないのだったw)。

「お気持ちはほんと嬉しいんだけど、この家には住めないわぁ。」
と、悶々とした気持ちをジョに吐露したら、

「・・・・。 誰もやるって言うてへんやんww 維持費とか大変だし2週間に1度はこうやって空気の入れ替えと水道管が錆びないように水流しに来なきゃいけないからほん とに面倒くさいよ。しかも最近1年に一度はあちこち壊れて大変なんだよ。庭の木のお手入れも大変だしね。」と言う。やっぱりなーっ。

と、言ってるそばから、トイレのパイプが壊れててナンバー2(わかるやつはわかればいいww)が居座って流れない(食事中だったらごめそw)。バケツに水汲んで流すなんて久々やったアクティビティだったわっ。

鍵盤がこの状態なのは見るに耐えません(汗)


ボーンビー(貧乏)のあたしが言うと超負け惜しみみたいに聞こえちゃうけど、最近ものを所有するということに軽い危惧を感じてしまうのよー。
年かしらw

買えないくせに言うのもナンだけど、特に不動産などの自分の肩に担げないデカいもの。

スウェーデンではサマーハウスを風光明媚な寒冷地にお持ちの方が多く、夏の間はそちらに行かれてる人が多いんだけど、皆さん「冬の間にも定期的に見回りに行かないと(又は他人に頼んで行ってもらわないと)パイプが凍って破裂したりするから大変!」とおっしゃる。
サマーハウス持ってへんけど、なんかわかるわーっ。
ところで、別荘って持ってたらそこばかりに行かないと損した気分になることってないの?(と別荘お持ちの方に聞いてみたい)

スウェーデンで知り合ったある方の話を思い出す。
その方(Pさんとする)のお婆さんはスコーネ地方に城のような家を所有していたんだけど、変わりもので意地悪だったのでPさんと彼女の母親(その婆さんの娘)ならび一族全員をその豪邸に一度も招かなかったらしい。
晩年に入院しても「絶対にあたしの家には行くな」と硬く言い渡してあったので、その家に一族が入ることができたのはその婆さんが亡くなって身辺整理に行った時が初めて。
みんなその家に入ってビックリしたという。
外見は優美な豪邸のその内部は悪臭漂う見るも哀れなゴミ屋敷と化していたというのだ。
それからPさんの母親とPさんそして彼女の弟さんは、その家を10年の歳月をかけて掃除。気の遠くなりそうな仕分け作業だったらしい。
お母様はそれで心身に支障をきたしてしまって掃除を終えると同時に床に伏してしまった。
その豪邸の相続権のあるPさんは1秒も迷わずあっさり相続を拒否。
しかもPさんもその10年の整理のトラウマからものを所有するということに恐怖を感じ、自身が暮らしていた分譲アパートもピアノも車もデカい家具も全部売りはらって、今は街なかの小さい賃貸のアパートに暮らしている。
Pさん:「とにかく所有しているのが怖いのよ。売っちゃえば済むじゃんって問題じゃないのよ。」
あたし:「でもさぁ、このあたり車ないと不便じゃない?バスだけじゃ時間かかるでしょ。」
Pさん:「そうやって寒空のなかバス待ってる時にこそ『あぁ、あたしは何も所有してないんだわっ!嬉しいっ!』と強く感じるわ。」
だって。

「だからこの豪邸には住めないっ!ほんとはくれるつもりだと思うけど、絶対にいらないからっ!デカい家を持つの怖いの、怖いのよぉぉぉ。」
と、ジョに言って白い目で見られる。
〜〜〜〜〜(/ ̄▽)/ 〜ф"

サマーハウスを所有する。経済的にゆとりのある方はそりゃなさればいいけど、こういうことって幼少の頃からそれなりの環境にいてやり慣れてることが大切で、大人になっていきなりはじめてもなかなかできないものだわよ、ってつくづく思う今日この頃だわ。
使用人を雇うとかなんて、大金持ったからって次の日からやれるもんじゃないのよね。
昨日のジョルジョたちじゃないけど、なんでも若い頃から始めることって本当に大事だわぁ。と、今になってその昔大人からうるさく言われてたことが正しかったことを知る。
いやだ、あたし森茉莉みたいなもの言いだわ ww

と、ものっすごい杞憂した一日であったw Ω\ζ゜)ちーん

つれづれなるままに。




3 件のコメント:

ZNK さんのコメント...

持つことの不自由と持たないことの自由って永遠の課題だわー。物欲としがらの回避ってば日々の生活の中でも私からかなりの時間をその葛藤のためだけに奪うのよ(T_T)持たないことを決める為のこの非生産的な時間って不毛じゃない?それとも、結果持たないことが生産的な何かを生むのかしら。。うーむ。

まぁちゃん さんのコメント...

ずぃる子> いやだ、あたしったらこないだあんたが言ってった「何も持たなくても勝負できる人になりたい」っていうのに感動したのよぉ。
地位とか名誉とか持ってる人は物を持ってても持ってなくても様になるから羨ましいわ、って昨日のアカデミー賞見てて思ったかも。
それとはまた別の話で、何か物(得に不動産とか)を持つと、そこにずっといなきゃいけないような縛られてるような感じがするのよ。東京にギャがアパート買おうとした時買うのは嬉しかったんだけど二人の性格だから売るの面倒になってここにダラダラいたらどうしよう、って一瞬危惧したもん。結局クビ切られたから杞憂だったけどww
だから素敵なマンションとかサマーハウスを持ってる人とお友達になろうっとwww よろしくねーっ!

ZNK さんのコメント...

私もお友達の素敵なお住まいを泊まり歩くことにするーww