2014年8月3日日曜日

Champaca Absolute

©masamitony

着るものボロでも、コロンはちょっと良いのが使いたい。

パリのデパートで
たまたま嗅いだトム・フォード様のパフューム、Champaca Absolute。
鼻腔を突いた瞬間・・・あぁボキャの少ないあたし、なんと表現してよいのかわからないけど・・・とにかく、もう失われてしまった1924年のパリ、はたまた世紀末のウィーンが目の前にぱーっ!と広がったのよ。
ファーストノートはコニャックでセカンドノートはこの名前を冠した甘いチャンパカ(金香木)。
エロスなどという言葉では表現しつくせない、非常に複雑かつ幽美な、まるでドビュッシーの前奏曲第一集の音と香りは夕暮れの大気に漂う 」(☜クリック)の世界よ。
こういうのを嗅いでしまったら、それを家に持ち帰りたいっていうのが人間の性(さが)ってもんじゃないの、ええ?
なので清水の舞台から飛び降りてその下においてあるトランポリンでまた舞台に跳ね返ってくる勢いで買いましたともっ。

スウェーデンに帰って来てパリの芳香を思い出そうと一ふりしてみる。
・・・。
なんとまぁ、あの感動がまったくない。
やたら花の匂いがきついだけの液になり変わっていた。まるで日本昔話じゃないのっ。
しかもちょっと気持ち悪い感じすらして。

あまりにもショックだったので、いっそのことミラノのジョにでもくれてやろうかと(誕生日に何もあげてなかったし)ミラノに持って行ったら、なんとまぁ、またあのエロスがそこはかとなく舞い戻って来て、結局あげずに帰って来た(爆)。

で、またスウェーデンに帰ってつけたら気持ち悪い。
なんじゃこりゃぁ(優作風)。

試しにそれをつけたままコペンハーゲンに行ってみた。
なんと、不思議とふたたびあの香りが蘇る。

そうなの。

この香水は人間くさい街でじゃないとそれの持つ良い香りが最大限に引き出されないようなのよ。
(超私見です)
その人間くささのエッセンスって、汗だったり尿だったり吐瀉物だったりワッキーだったり排気ガスだったり他人の香水だったりで、それだけ嗅いだだけでは汚臭としか言えないものなんだけど。
でもそのクサいものってあたしの人生には必要不可欠なんだなぁ、心から悟った。
で、それが高級香水と免◯店香水の違いなんだなぁ、とも。(おほーほーほー)
このトム様の調香師、ほんと天才だと思う。

あら、やだ。
またスウェーデンの悪口言ってる、ですって?
行間読みすぎぃぃ。

悪口ではないが、ここがこの香水が似合うところだったらなぁ、とはげしく思うわよ。

ちなみに昔ニューヨークにいた時にシャネルのエゴイストっていう香水がすごい好きで、帰国した時東京のデパートで嗅いだら同じように「┣゙おえっ」ってなったの。
東京はマルメ(っていうかスウェーデン)とは別の意味で人間くさい街ではないのよ。
20年前ぐらいから。

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